看護師は一般的に、大変な仕事な分給料は高めの職業だというイメージを持たれています。もしも「年収1000万円稼ぎたい」という目標を立てた場合、実現は可能なのかというと、簡単ではありませんが不可能ではありません。まず看護師の平均年収についてですが、厚生労働省の令和3年の調査によると正看護師で498.6万円です。つまり、今の倍以上の収入を得なければならない計算になります。それでは実際に1000万円を稼ぐためにはどうしたら良いのかというと、4つの方法があります。
まず1つめは、「役職に就く」という方法です。キャリアを重ねて看護部長など経営面に近い役職につくことで、高収入を得ることができます。ただし、看護部長の平均年収は約759万円と1000万円には届いておらず、ただ役職に就いたからと言って、病院勤務では難しいのが現実です。2つめの方法は、「一般企業に就職する」というものです。例えば医療機器メーカーなど、看護師としての知識や経験が生かせる企業へ転職することで、年収アップを叶えることができるでしょう。外資系企業は給料が高い傾向がありおすすめですが、ビジネス英語のスキルが求められるなど、看護師以外の知識や技術が求められることもあります。
3つめは、「副業をする」方法です。職場によっては副業が禁止されているところもあるので確認が必要ですが、他の病院やクリニックでのアルバイトや、医療系の記事を書くなどの仕事が、よく行われています。4つめの方法は、「投資をする」ことです。株式やFXなどの資産運用を行うことで、成功すれば年収アップを見込めるでしょう。ただしリスクがあることを忘れないことが大切です。